地下アイドルを知っていますか?
松山あおいさん~地下アイドルの底辺から世界最大のアイドルフェスティバル(TIF2022)まで昇りつめたソロアイドルです。
最初はスカウトから始まった9年前
幼いころからアニソンが大好きでした。
アニソンシンガーになりたくて、高校生の時から、たくさんのオーディションを受けてきました。
高校卒業後もゲームセンターのバイトをしながら、オーディションを受け続けていました。
しかし思うように結果はでませんでした・・・
そんな失望の中で街角で声をかけられたスカウトだったけど・・
夢は一瞬のうちに砕け散った・・
松山さんの最初のステージは「カバー曲をイベントスペースで歌うこと」
地下アイドルでも底辺のステージでした。
それまでアイドルのライブはまったく見たことがなかったのです。
出演者のほうがお客さんより数が多くて驚きました。
ライブが始まったら「タイガー」「ファイヤー」という客の叫び声に二度おどろいたそうです。
MIX(ミックス)というファンの推しへの独特なかけごえである。
地下アイドルとはライブハウスをメインとしたインディーズのアイドルのことをいいます。
モモクロだって最初はストリートだだった
今のままじゃ上に上がれないぞ!と当時の事務所の社長に言われて
そうなんだ・・じゃあストリートから頑張ろうと、それからずっとストリートや店頭でした。
でも最初はだれも立ち止まってみてくれませんでした。
ある時からただ歌っているだけではダメだ。
ちゃんと見て楽しんでもらいたいと意識して歌うようにしました。
客は0~3人くらいでした。
活動4年目~~罠
事務所がくんだ音楽プロデューサー「カバーだけでは限界だからオリジナルのアルバムをだそう」ということになりました。
「その費用が100万かかる」と言われました。
音楽CDをだすのはうれしいことだけど、さすがにおかしいと思いました。
その100万は事務所ではなく、私がはらうといわれて・・
まわりに相談すると「それはおかしいから絶対やめな」といわれました。
けっきょく事務所をやめました。
夢を食い物にする大人の話は多々あるのです。少しでも売れたい思いから詐欺まがいの話にのってしまうこともあります。
この事件はメンタルを強靭なものにしました。
地下アイドルで活動の収益だけで食べていける人はすくない。
物販の売り上げの歩合制の事務所がおおい。
ほとんどのアイドルがアルバイトなどで生計をたてています。
「バイトや学業」「レッスン」「ライブハウス」の往復。合間の「ネット配信」「SMSの更新」
その頃がいちばんつらかった・・少し休んで活動を再開させてもらいました。
このあとセルフプロデュースアイドルとして突き進む
松山あおいさんキャッチフレーズ「クリェイテブうたのおねえさん」の誕生。
もともと作るのがすきだったので「まずは衣装をつくろう」となりました。
作れるものはぜんぶ自分でつくっちゃおう。
ワンマンライブで手刷りのTシャツを着てくれたファンがいて嬉しかったです。
なんとアニメをつくってしまった
テレビ埼玉で放映しているアニメ「松山あおい物語」2019年10月に第1期がスタートして
なんと4期めに突入してアニメである。
このアニメは松山さんが監督・脚本を手がけ、テレビ局にも営業にまわった。
製作費もクラウドファンディングを活動し、ファンと一緒につくりあげてきています。
あるときテレビ局の放送枠をスポンサードできることを知り
クラウドファンディングで400万円超の支援をあつめました。
ファンとの強固な関係を気づいてきました。
配信アプリ「SHOWROOM」ライブ配信を4年以上つづけました。
ないものはつくる、作るためにはつづける。
クリェイテブ継続力はどん底地下アイドルから這い上がった彼女の強みでした。
メンタルを強くするための3個のようそ
- アンチをを切り捨てる・・・ただ、しゃべるだけではなく筋トレや料理、ゲームなど楽しんでもらおうという配信でした。なかには批判的な人もいます。そういう人は「じゃあ、くんなよ!」と、ブロックして「バイバイでした」アンチを切り捨てる勇気をもつ。
- 「見えない壁を越えようとする力」競争のはげしいアイドル界を冷静にみつめている。何より続けられる1番の理由は、ファンがふえていることを実感できるからだといいます。そして自分より動員のないグループがおおきなイベントにでるのがくやしいのです。
- 飽くことなき楽しさの追求・・「これからどうしたいか、わかんない正直」だけど自分の思う楽しさを追求していく。
「TIF」をかけたオーディションに挑戦しつづけた
そして5年目に「ソロアイドル枠」ができました。
出演者の多くはグループになります。ソロアイドルは数えるほどしかいません。
ファンから投票形式のオーデションとなればメンバーがおおいと有利になります。
「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022全国選抜LAVEソロブロック」
これなら絶対に負けない!
新曲「勝利の七転び八起き」をつくって挑みました。
デビューから9年目、予選に挑戦してからは5年越しとなるステージ。
とにかく楽しかったです。。
でもまだ終わらない
これからの目標があります。
都内の大ホールを満員にしたいです。
ライブハウスやクラブよりもなじみのある場所でみてほしい。
デビューからストリートや店頭でうたってきました。
だからこそ・・都道府県民ツアー。楽しんでもらいたいのです。
1993年10月10日うまれ
東洋経済オンライン 松原大輔さんの記事より