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映画「母性」これが書けたら作家をやめてもいい~湊かなえさんの小説

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小説家、湊かなえさんの作品で印象的なのは2009年に本屋大賞を受賞し、映画にもなった「告白」です。

犯罪のお話なので、暗い話なのですが映画ではみょうに明るいポップな映像

松たか子さんの演技も、また見たい映画ですよね。

その湊かなえさんの小説「母性」

この映画をみるまえに「鬱になりそうな映画」とあったので、期待せずにみにいったのですが、面白かったです!

映画「母性」の監督、俳優さん

監督 廣木隆一           母親役ルミ子・戸田恵梨香

松阪桃李さんと結婚されていて、映画公開後に妊娠を発表されています。おめでとうございます。

娘役・清佳役・永野芽都

前に「帝一の國」にでていました。このころより学生役、似合ってる感じ。

ルミ子の母親役・大地真央

4枚の写真の右下の方です。上品で天使のようなルミ子の母を演じます。

                      ルミ子の夫役・田所哲史・三浦誠己

 

幼い清佳役・落井実結子

ルミ子の結婚相手「田所家」の人たち

ルミ子の義理の母役・高畑淳子

4枚の写真の左下の人ですが、この映画でルミ子と同居すると、やかましい姑になり、あまりの迫力に結婚したくなくなる人もでてくるかも・・

                   娘・律子・山下リオ

その雰囲気から芯の強い女性かなと見えましたが最後は幸せになってくれそうで‥良かったですね~ 

                  その恋人・黒岩役に深見元基

この写真は映画の役と違うイメージです。

                  ルミ子の親友であり、夫の高校の同級生役・佐々木仁美役に中村ゆり

ルミ子の親友であり、夫の同級生という・・事情のある関係。

ルミ子と年代をあわせた風貌で、でて、この人だれ?とおどろきました。

映画「母性」のあらすじ

ルミ子は母親大好きです。やさしくて理想のお母様に「愛されたい」といつも考えて行動しています。

絵画教室で知り合った田所にプロポースされます。

親友の仁美に相談すると、大地主のお坊ちゃんの田所の結婚はやめた方がいいと言われました。迷いましたがお母さまの賛成もあり結婚をすることになりました。

森の中に理想の家を建てて、新生活を始めました。夫は工場に働きに行き、子供も生まれました。

ルミ子は母親に愛されるために、いつも考えているので生まれた清佳(さやか)にも、おばあさまが喜ぶことを間接的に要求していきます。

そんなある夜、雷雨が激しく、木が折れて家をこわして倒れこみます。家の中の、ろうそくの火が倒れて、炎が家にひろがります。

あわてたルミ子は清佳とお母様のいる部屋をのぞくと、衝撃で倒れた箪笥にふたりははさまれていました。

ドアをあけて助けようとするのですが隙間しか、ドアが開きません。

ルミ子は必死でお母様に手を指し伸ばすのですが、「清佳を先に助けてちょうだい!」とお母様はルミ子をさとすのでした。

気がつくとルミ子は清佳を抱きしめて外にいました。

母をなくし家をなくしたルミ子は、田所の実家に同居することになりました。広い敷地のはなれですむことになるのですが・・

姑はいつも怒鳴りつけ、ルミ子の体調が悪くても「私の時は熱が40度あっても、野良仕事に駆り出されたんだ!というのでした。

清佳は母を助けたい気持ちで行動しますが、ルミ子はそんな清佳に辛くあたります。

愛しているつもりの母と、愛してもらえない自分が嫌いな娘

そして最後の結末とは・・・・

女優さんのキャラクターがはっきりしていて、わかりやすかった。

母の理想の家庭を築こうとしたルミ子

考え方は違えど母に愛されたいと、渇望する清佳

天使のような理想の母、清佳の祖母

嫁いびりが激しい義母

駆け落ちする、その娘、律子

この映画は「母性」とは何だろうと考えてしまう・・

ひと昔まえなら、子供をもてば「母性」は誰でも持ってるものと思うところですが

最近のニュースを見ると若い女の子が、結婚して、子供の世話をせず何日も置き去りにした事件

そういうことを耳にするたびに、母性とは何だろうと思います。

母性を持って生まれるというより、育ち、親の教育なのでしょうか?

清佳の衝撃の行動のあと・・時間がすぎていき

時間が穏やかに生活をかえていきました。

もしかしてこんな親子のすれ違いは、よくある話ではないか~という気持ちを持ちました。

親子は選んで生まれるという説もありますが、選んでうまれたとしても

選んだなら、どうしてこんなに相性の悪い組み合わせを、選ぶものでしょうか?

それを乗り越えて、自分たちながらの人生をつかんでいけて良かったなと

おもいました。

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