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タイタニック号の乗客の輪廻転生~1912年、北大西洋で起きた、沈没事故

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有名なお話ですね。事故発生から2時間40分後沈没し、大勢の人たちが冷たい海の中で、犠牲になりました。豪華な客船の処女航海、氷山に衝突。

レオナルドディカプリオの映画でも、有名になりましたね。なんと、アメリカで水に溺れる悪夢を見ていた男の子は、タイタニック号の設計者の、生まれ変わりでした。この物語は、アマゾンプライムビデオの死者の記憶を持つ子供たちの、お話になります。

息子はこう言いました。天国の窓から、ママを見ていた。

ウィスコンシュウ州・マディソンのライターのスーザンの息子ジェイミーの話です。物覚えもよく手のかからない子どもで、常に陽気でした。

家にはプールがありましたが、ジェイミーは水が嫌いで、泳ごうとはしませんでした。水を怖がるような経験をしていません。

息子の発音には時々、英国なまりがありました。どもることも、ありました。4歳ころ、ジェイミーは悪夢をみはじめました。寝ながら叫び声をあげ、もがいていて、逃げ道を探して走り出すようにみえました。

息子がおびえているようにみえるのに、助けてあげたいのに、方法がわかりません。

途方にくれました。悪夢を見ることは頻繁でしたので、医師に相談しました。よくあることと、言われましたが、事態はそのままではなかったのです。

眠ろうとすると、パジャマが濡れるほど、多量の汗をかきます。ベッドから起きだし、廊下を走りながら、あちこちの部屋にかけこむのです。

弟は悪夢の最中、水や溺死について口にしました。「ただの悪夢じゃない‥」母親は思いました。

ある夜、外出をし帰ってみると、ジェイミーはテレビを見ています。それは「タイタニック」でした。その翌年、息子はタイタニックの絵を何枚も描きました。

2週間で50枚は描きました。息子はそのあとも、ノートや紙に絵をかくのでした。ジェイミーは溺死の悪夢にうなされ、、タイタニックの絵はかなり完成度の高いものでした。

映画から、こんな緻密な情報を得たとは思えません

そしてジェイミーは、映画のヒロインというより、ボイラー室で亡くなった乗務員のことを、悲しんでいました。

設計の手落ちや突貫工事が、沈没の原因だ。ボイラーマンの死は、防ぐことができたはず・・防げる事故だったと、嘆くのをやめませんでした。

大昔の沈没に衝撃を受けるとは思えません。何かほかの原因がありそうです。タイタニック号のことを熟知していました。母親は子供のころから、輪廻転生を信じてきました。

人間の命は死では、終わりません。息子の記録を残すとともに、情報をあつめました。そして仮説をたてました。

息子の前世はタイタニック号の乗客だったかも?

茉莉

ジェイミーは5歳のころ、造船に手落ちがあったと、言っていたそうです。

鉄では無くて鋼鉄を使うべきだった。ボイラーマンは、逃げ道をふさがれ、閉じ込められた。

ボン

5歳児の言葉とは思えません。

ジェイミーは彼らの事故は防げたはず、あれは人災だった・・

ゆうちゃん

息子の前世は、設計士かもしれないと、母親は、思ったんだよ

息子は4本の煙突を描きました。1本だけ煙が出ていないので、理由を尋ねると「それはダミーだ。機能的には3本でいいのだけど、見た目がいいから4本にしている。

茉莉

後日、それは判明しました。

ジェイミーはその後タイタニックのゲームを買いました。

ゲームは沈没を阻止しようと、船内を回ってヒントを探します。船内のあちこちに入り込めます。まずは船長室に向かう必要があります。

ジェイミーは「右舷にある」と、言い切りました。いう通り船長室がありました。迷ったりは1度もなく、船長室を知っていたかのように、たどりつきました。

驚きました・・ジェイミーの年の離れた姉は、頭ごなしに、前世説を否定できなくなりました。

母親はジェイミーの前世をつきとめました。

茉莉

特定は困難でしたが、判明しました。タイタニック号の設計士トーマス・アンドリュースです。

アンドリューズは客船の設計士でした。みずからが手掛けた客船の、処女航海に乗船するのが、常でした。

タイタニックが氷山に衝突すると、救命ボートに乗るのをこばみ、命を落としました。彼は主任設計士として、建造の出資者とたたかいました。

出資者はボートの数を減らし、指定日までの完成を強く求めました。素材も鋼鉄ではなく、鉄に変更されました。鉄は鋼鉄より、硬度が下がる上に低温になると、さらにそうなります。

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