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フロリダ州マイアミに生まれたパウロに両親は喜びました。しかし、おとなしい子でしたが、夜になると突然泣き叫ぶようになりました。大きくなると明りを消すと、不安になるようでした。小さい子供のうちだけと思っていたのですが、いくつになっても、暗闇を怖がるのです・・・アマゾンプライムビデオ・前世の記憶を持つ子供たちのお話です。
パウロは2歳半になるころから、怒りっぽくなりました。
医者にも相談しましたが、かんしゃくは落ち着きません。あまりにも手に負えません。母は不安でした。心の中に闇を抱えているように感じます。
母親には、いつも戦っているように見えるのです‥普通の子と違う・・いつも日本のことばかり話すようになったのです。そして、「日本刀」が大好きです。
僕は「刀」が好きだ。と、知らないはずの言葉を最初から知っていました。日本のことは、何でも知っているかのようでした。個々の刀の名前をしっているのですから・・
厚紙で刀をつくると、戦う真似をするようになりました。「僕、武士だから、名誉のために戦うんだ」といっていました。なぜ日本が好きになったのか、わかりません。そして奇妙なことを言い始めます。
パパとママの子になる前、僕は日本に住んでいたんだ。
ママ、悲しまないで・・嘘ではないよ。そのころ、僕には日本人の両親がいて、日本で暮らしていたんだ。僕は日本の武士だったんだ。
妻と息子がいたというので、驚きました。父親は作り話だと思い、本気にしませんでした。日本びいきは、そのうち覚めると思っていました。
息子は、ますます日本のことを話すようになりました。日本の花のこと、「京都」という町のこと.かって住んでいた町だと、言います。
両親と妻と息子がいた。数多くの戦いを経験した。見てきたように、話すのです。花の匂いを感じ、頬にあたる風を感じると、話します。
ある日息子は、死んだときの話をしはじめたのです。
戦場で部下とともに戦った。そのとき、戦場にいて、あたりは暗かった。部隊は全滅したんだ。「闇のような何かに包み込まれて、倒れたのが僕の最後だった・・母は耳を疑いましたが
パウロは続けます‥月も星も見えず、周りは暗かった。そばには誰もいない。たった一人で死んでいく・・母親はそれは前世の記憶では?と思い始めました。
父親は戸惑いました。キリスト教徒として育ち、輪廻など・・信じられません。母親は彼が前世を、覚えているのだと気が付きます。・・しかし
パウロが5歳半の時、白血病になったのです。
体重が減り、食欲がなくなりました。、体がだるく息切れしがちになり、体にあざができ始め、いつも歯茎や鼻から、出血があります。
心配になり、病院に行くと「白血病」と診断されました。聞いたときは、、、とてもショックでした。「この子を失いたくない」
父親も同じ気持ちでした。母親はパウロに、告知しました。パウロは黙って聞き、洗面所に閉じこもりました。30分して出てきたパウロは、闇を見たと言いました。
光も見たといいました。「一緒に来れば楽になれる」と、闇がパウロにいいました。それに対して、光の天使はいくなと、いいます。
そしてこう言うのでした。長い戦いになるが、勝利し生きられる
「ママ!僕は白血病と戦うよ!だって僕はサムライだから」・・そして刀を後ろに背負いました。それから4年半、パウロは刀を背負って寝たのです。
抗がん剤の治療をうけるときも、「この刀で病気と闘うから、治療して!」というのです。誇らしかったです。驚くほど平静で、彼は日本の武士らしい態度をとりました。
そんなある日病状がひどく悪化して、医師から、集中治療室に移すといわれるのです。
「危険な状態だ・・」
パウロは二度死にかけます。2度目の時は肝臓が、まったく機能してない状態で、肺には水がたまって、「肺真菌症」を起こしていました。ずっと、昏睡状態のままです。
夫は希望を亡くし、神に祈り続けました。「助けてくれ」と‥その数日後、パウロは突然、意識をとりもどしました。そうして言うのです。
子供は天使だから、神様と話ができるんだ。神様は、僕は死なないと、言うんだ。長生きして孫ができるよって
その10分後、息子の体はよみがえり始めました。。
両親はどんなに喜んだことでしょう!!白血病に勝てたのは、武士の魂のおかげでしょう。
父親は前世の話など信じられませんでした。
しかしパウロは知らないはずの、日本のことをよく知っていました…今では父親も「日本の武士」だと信じています。
母親は話します。私たち家族のきずなは強くなりました。パウロも落ち着いています。しかし、ひとつ「不安な要素があります。」暗闇の中で、孤独な死をむかえた、前世の記憶のせいか・・「暗闇への恐怖」があります。
13歳のパウロは話します。前世の僕はくらやみに、巻き込まれて死んだけれど、白血病に勝った今の僕なら、暗闇に勝つこともできると思います。
暗闇のおそれを手放したいです。そして両親とともに、剣道の先生に会いに行きました。・・「弱さを克服したいか・・?長い道のりだけど、かならずできる。剣道は心なりという。第一歩だ。」
最初は小さな一歩でもいい。一時間でもいい。両親と違う部屋で、寝てごごらん
息子は教えを守り、恐怖を手放しつつあります。息子には好きに生きてほしい・・とても賢くて優しい子です。パウロが幸せな人生を歩むのが、私の願いです。。。