藤田少女姫(ふじたこととめ)ハワイで惨殺された～有名な霊感占い師

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みなさんは藤田少女姫(ふじたこととめ)さんを知っているでしょうか。大物政治家たちに、人気だった有名な霊感占い師でした。

１９３８年１月４日生まれですから、もうずいぶんと昔の話になります。福岡県福岡市の生まれで、１９９４年2月２３日にハワイで亡くなられました。満５６歳でした。

ハワイに移住し、養子の吾郎さんをむかえ、くらしていました。そして二人ともに、射殺されて警察に発見されました。

犯人は吾郎さんの友達の「福迫雷太」が犯人ではないかと考えられていますが、本人は否定していました。

この事件はザ・世界仰天ニュースという番組で2016年4月13日にオンエアされています。

ハワイアラモアナ公園近くのコンドミニアムで、殺人事件が起きました。殺害されたのは「藤田少女姫さん」

占い師ととして、歴代の総理大臣や各界の著名人などと、交友関係も広く占い師として、影響力を持つ人物でした。

その時、ハワイに移住し始めて、20年以上。人脈や経験を生かしたコンサルタントで仕事をしていました。

彼女の悩みは、、息子の吾郎さんのことでした。

ハワイ大学在住の吾郎さんには、彼女名義のクレカを渡していたそうなのですが、たびたび友達に貸して、使わせていたそうなのです。

「そのうち返してもらえる」と吾郎は言っていましたが、返してもらったことはなく、そんな息子の金銭感覚を彼女は心配していました。

そんな１９９４年２月２３日・・彼女の部屋から煙があがっていると、通報がありました。

消防が駆け付け火を消し止めると、クローゼットの中から、さるぐつわをされ、銃で撃たれた藤田少女姫がみつかりました。

そして続いて、コンドミニアムから5キロ離れたホテルの駐車場で、赤いスポーツカーが燃えているという通報がありました。

車の助手席から、息子の吾郎さんが銃で撃たれた状態でみつかりました。両手両足は粘着テープでぐるぐる巻きにされていました。

警察は強盗殺人事件として、捜査を開始しましたが・・

会長のもとに、「現金で20000ドルをもってきてほしい・・」という電話がかかっていたのでした。

誰かに脅されているように感じたため、日本の領事館に連絡し、職員たちはコンドミニアムに向かったが、焦げ臭いにおいが立ち込めていることで、事件が発覚した。

藤田少女姫さんが世間の注目を集めるようになったのは、戦後5年後

地元の新聞に、何でも当てる天才霊感占い師として、とりあげられたことでした。

やがて大手新聞社の社長室の隣に、専用の相談室がもうけられたり、総理大臣・岸信介から「日米安保」について聞かれたりしました。

大物たちと交流を深め、資産を増やしましたが、経営していたサウナの火災で表舞台からさることになりました。1973年にハワイに移住しました。

奪われた宝石が質屋にはいっていた・・

その質屋はコンドミニアムの近くにあり、事件の次の日に質屋に持ち込まれていたのです。

警察は福迫雷太を犯人として、しぼりました。

しかし日本に帰っていた福迫雷太は、自分が犯人と疑われていることに、驚きました。神奈川県警に出頭し、濡れ衣だといいました。

捜査令状を出したハワイの警察は、福迫雷太の家の家宅捜索をしました。

二人で部屋のある13階に向かった後、福迫雷太一人でエレベーターに乗り、どこかに向かっていった。そのあと、ふたたび部屋に戻り台車で大きな荷物を運び出した姿がみられた。

台車についた血痕が吾郎さんのものだったことから、犯人だと断定されました。

ハワイ当局は福迫雷太が犯人だと断定し、身柄の要求を日本にしました。1994年8月にハワイに身柄を移されました。これは日本人としては、初めてのことでした。

証拠は宮迫雷太は単独犯ということを、示すものばかりだった。しかし、彼は無罪を主張していました。

福迫雷太の弁護士は、彼を犯人に仕立てようとする人物を示唆する証拠を提出しました。

そしてその時間は、駐車場で火をつけた時間と4分差。単独犯なら、とても無理なことなんだと弁護しました。

しかし、判決は下り福迫雷太は終身刑になってしまいました。

それから22年、福迫雷太は事件の核心にふれることは話そうとしない・・電話先で元恋人や、家族のことが心配で話したくないといっているそうです。

2020年３月ABEMAドキュメンタリーで、放映されたとき、福迫雷太はサワロ刑務所にいました。

アリゾナ州にある、その民間の刑務所で

当時２９歳だった福迫雷太は４５歳になっていました。そして話し始めた・・「藤田少女姫さんと吾郎さんの殺人には、一切関与していない。」あのとき、あのエレベーターに乗ったためにこうなったのです。

エレベーターの中に台車で運び込んだ、白い袋に詰め込まれた人のような荷物は、吾郎さんではない。吾郎さんは１８０cmの長身だから、荷物の長さは１６０cmくらいです。と話した。

計測の専門家に調べてもらうと、福迫雷太の身長とエレベーター内の比較すると、やはり１６０cmくらいです。という判定だった。

では、死体にも見えるエレベーターの、防犯カメラに写っていた荷物は・・・なに？

別の事件になるので、詳しく話せないが、藤田親子の殺人事件が起こる２日前に、福迫雷太さんの住んでいたマンションで、別の殺人事件があったそうです。

きっかけは少女姫さんが、「自分は恐喝されているので、生命保険担保でお金を借りれないか？」と話がありました。

そこで彼は、東京で金融会社をいとなんでいたK(在日北朝鮮人)という人物を紹介しました。そこで２００万ドルの借金をすることになったのですが、Kは条件をだしたのです。

この金は、まだ使用しないでください。使えるのは夏以降です。

日本で手配したお金は、偽札だったので使用していい時期があるそうなのです。…しかし！その金はハワイにもちかえられると、すぐに吾郎さんに使われてしまい、福迫雷太はその金の回収をめいじられたそうです。

そして男性３人を特定し、藤田少女姫さんのボディガード(警察関係)とともに、福迫雷太の部屋に軟禁したのだが、金のありかをききだすときに、もめて発砲してしまいました。

それで３人の遺体があったのですが、一人はエレベーターで運び、あとの二人は階段で運びました

藤田少女姫さんに金を貸したKも、二か月後、自宅前で射殺されました。

なぜKまで、殺害されたのか？それはお金の担保として渡した、黒い手帳が原因ではないのか・・という。その手帳に、彼女の今までの顧客と内容が記録されていたのだった。

イノセンスプログラムという団体があって、冤罪の再調査をすることになりました・・が、福迫雷太さんからの連絡はとだえました。

それから２年後、福迫雷太さんから連絡があり、胃がんで余命宣告をされたので、会って話したいというのです。

最後の連絡の後、胃がんになり、何度も手術を受けたそうで、一時は体重もかなり落ち込んでいたそうです。心配なのは日本に残した母のこと・・

父は２０年前に他界、母は８９歳になっていて、息子の無実を信じていたのです。

福迫雷太さんからは、毎日のように手紙がとどいていたそうです。

イノセンスプログラムはDNA鑑定による、冤罪の科学的な検証がむつかしいと、いうことで終わりになってしまいました。

福迫雷太さんから、そのあと手紙がとどきました。もう長くはないと宣告されています。

「僕だけを信じて愛してくれた女性が、ひとりだけいます。彼女といったロングビーチに、遺灰をまいてくれたら・・うれしいです。」