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加門七海さんの、たてもの怪談、3件の内覧の後、最後に残った物件を、精査していく
私はモデルルームに言って案内の女性に聞いてみた。「私お祭り好きなんですよ~ここはどこの神社の氏子になるのですか?」私にとっては一大事なのである。
神社仏閣が大好きなので、多くの社寺に詣でたからこそ、好き嫌いを超えた相性があることに気がついた。
運のよい家を探すなら、いかなる好条件でも相性の悪い神様の土地にすむのはNGだ。地図を見てあたりをつけていても、入り組んでいるケースもあるのだ。頼んでおいたことを待っている間
土地の過去と性質というべきものについての、調査をすることにした。
土地の過去と性質というべきものについての、調査をすることにした。
このマンションができる以前、該当地には何が立っていたのか前の土地の持ち主は、なにゆえ土地を手放したのか…そんなことも含めて、江戸時代以前まで・・・わたしは土地の過去も調べた。
社寺や墓地の跡には住みたくないというのが本音だ。くわえて東京下町は関東大震災と、東京大空襲にて、各十万人を超える死者をだしている。
古い歴史に関しては自宅にある古地図と、インターネットから基本的情報を収集した。
区役所、図書館にある地域史をしらべ、江戸っ子の両親からも話を聞いた。マンション近くに住んでいる地元民にも話を聞いた。
そして思った。ここまで東京で因縁のないというのも珍しい。販売員の女性からメールが届いた。
神社についての回答だ
私はウキウキしながらメールを開いた。「氏神様はF神社でした。」 「なんですって!!」
当時の私にはにがてというより、むしろ怖い…格式の高い、厳格な式神のおわす社。万一嫌われていたら、住んでもろくなことになるまい。
なので、おみくじを引いてみることにした。不安のすべてを、ぶつけて祈りどうぞ教えてくださいと祈った。
結果は「小吉」ご託宣は的確だった・・「俺の守護が信用できないというなら、氏子にならんでもいいんだぜ」
私はまたあやまりに走った!!
次に調べるのは方角だ
今住んでいるところから、新たな場所への引っ越しは方位的に吉か凶か?
本気で方位を気にすると、引っ越しなんていつまでたっても、できないわよ。。。わたしにおとらず、ゲン担ぎの人が愚痴をいうほど、それはめんどうくさいのだ。
ふと立ち止まった駅ビルで私は「占い」の看板を見つけた。