現在はいろんな方法で詐欺が横行しています。その頭を、よいことに使うといいのですが・・そのやり方を知るだけで、詐欺を避けることができるでしょう。
警察の電話番号を偽装表示させ、警察官に成り済まし現金をだましとろうとする。
九州・山口の各県警への取材では3月に2軒発生し、計約1600万円を搾取されていました。
インターネット回線を使い、発言元電話番号を自由に表示する技術を悪用した犯行の可能性があるとみて、警戒を強めている。
保釈金払って!
3月31日、福岡県内の会社員男性(20歳代)のスマートフォンが鳴りました。
画面に表示された電話番号の末尾は[0110」 電話の男は高知県警の警部を名乗り「あなたの口座が詐欺グループに利用されており、あなたも容疑者の一人だ。
逮捕されないためには保釈保証金を支払う必要がある。という。
男性は戸惑ったのだが、番号の末尾が[0110]が警察の電話番号ということを知っていたので、「ほんとうの警察だと思った。」
両親や消費者金融から借金するなどをして、指示された口座に計約800万円を振り込みました。
その後連絡は途絶え、被害に気がついた。
スマホの画面に表示されていたのは、実際の高知県警の代表番号だが、その前に国際電話の「+1」から始まっていました。
男性は家族に迷惑をかけ、将来のための貯金も失った。冷静に対処すべきだった。。
この特殊詐欺は、福岡のほか、佐賀で2軒、山口で1件は起きた
警察関係者を名乗る男から「あなたの電話番号詐欺のメールが多数送られています。口座と残高を教えてほしい」などと言われました。
表示された警察の番号に、かけなおして詐欺だと気がつきました。山口でも「NTTの未納料金がたまっている」などと言われたが、不審に思って警察に相談し被害はなかったという。
海外でも発生している!
発信者番号を偽装した成り済まし番号は」スプーフィングと呼ばれ、海外でも発生しています。在ニューヨーク日本国領事館は昨年4月、ホームページで、米国で地元警察を偽装表示した番号からの電話が在留邦人にあったと公表し、注意を呼び掛けた。
情報セキュリティー会社や特殊詐欺に詳しい神戸大の森井昌克教授(情報通信工学)によるとインターネット回線とともに、専用のプログラムやアプリを使うことで、任意の番号を相手に表示することが可能。
電気通信事業者を通さないために、回線切断ができず、抜本的な対策は難しい。被害が広がる可能性があるという。表示された電話番号だけで、相手を信用するのは危険ですという。
警察としては、非常時の安否確認や落とし物の連絡で警察署の固定電話から、住民らに電話することも多いが「警察が金品を要求ことはない」と言います。
怪しい電話をすぐに切り、警察に相談してほしいと呼びかけている。
森永卓郎さん語るLINE投資詐欺、60代女性が1億6200万円の被害
神奈川県警宮前署27日、川崎市宮前区の60歳代女性がSMSで投資詐欺にあい、現金約1億6200万円をだましとられたと発表した。
女性は昨年12月21日ころ、LINEに掲載されていた広告をクリックしたところ、経済アナリスト・森永卓郎氏を名乗るアカウントとつながった。
女性は投資目的のLINEグループに招待され、金の取引を行う投資アプリのインストールを指示された。
その後、取引手数料などの名目で、今年1月15日から4月8日までの間、指定された15口座に、17回にわたり、計1億6200万円を振り込んだという。
「ロマンス詐欺の被害金を回収」と広告会社に名義貸し
広告会社に名義貸し、容疑の弁護士ら逮捕…大阪地検特捜部
ロマンス詐欺の被害金を回収するとうたい、広告会社に弁護士名義を貸して法律事務をさせたとして、大阪地検特捜部29日「G&C債券回収法律事務所」大阪北区の弁護士、川口正輝容疑者(38)と、広告会社の代表ら4人の計5人を弁護士法違反容疑で逮捕した。
川口容疑者は、代表らに弁護士名義を貸して被害金回収の助言を行わせ
代表らは弁護士名義を貸して、被害金回収の助言などをおこなわせ
代表らは2022年12月~23年7月、詐欺の被害者17人から着手金計約1800万円を受領した疑い。
川口容疑者には、大阪弁護士会が昨年12月、同法違反の疑いがあるとして懲戒請求したと公表。
同会の相談を受け、特捜部が今年2月に法律事務所などを捜索していた。
弁護士法は、弁護士が名義を無資格者に貸す「非弁提携」、弁護士資格がないのに報酬目的で、法律事務を行う「非弁活動」を禁じている。