最近はいろんな詐欺があるので、2023年に日本で発生したサポート詐欺に関する情報を分析しています。
サポート詐欺にあわないため、押さえておきたいポイントです。
サポート詐欺の基本的な手口
おもに広告を使って、ユーザーをしかけのあるサポート詐欺サイトに誘導します。
ユーザーがアクセスすると、仕掛けが作動し、PCがウイルスに感染したなどニセの警告画面を表示したり、けたたましい警告音を鳴らしたりして、ユーザーをを動揺させます。
同時に対策としてサポート先として電話番号を表示し、そこに電話するように誘導します。電話をすると、ネット詐欺師が用意したコールセンターにつながり、ニセのサポートが始まります。
ニセのサポートでは、サポートのために必要だと嘘をついて、リモートアクセスアプリにインストールさせられる。。。
詐欺師側からユーザーのPCを自在に操作可能にするアプリをインストールさせて、表示された警告を消して、多額の金銭の支払いを求めます。
コンビニでGoogleplayやAppleのギフトカードを購入させる手口やリモートアクセスを利用して、詐欺師の電子マネー講座などに振り込みをさせる手口も登場しています。
以前から、多数の被害が出てきたサポート詐欺ですが、2023年にはより巧妙に、より検出されにくく、環境変化に適応するようになったそうです。
なんと誘導元の60パーセントが、Google広告経由だった!!
Google広告は、Googleの検索結果のほか、多くのウェブサイトやYouTubeなどにも表示されます。
「怪しい広告なんかクリックしないよ」と思う人がいるでしょうが、地図や旅行、健康や災害さらには時事問題
マッチングサービスなど被害者の興味を引くような内容を巧妙にチョイスして、クリックさせよとしてきます。。
広告のデザインを調整して、表示されたウェブサイトのコンテンツのように見せかけることもあるそうです。
広告をクリックすると、サポート詐欺サイトに転送されるわけです。
これには、違うしかけもあり、詐欺の実質調査やツールや匿名のブラウザーのアクセスしたり、同じPCから何度もアクセスした場合は、問題のない適当なおとりサイトに転送させられるようです。
これには、広告配信会社の審査を潜り抜けたり、セキュリティ機関の調査に発見されないようにするためだとみられます。
偽の広告も、以前より巧妙な作りになっています!
従来の広告画面では、より強烈にユーザーを驚かせるために画面全体に、ニセ広告を表示させようと、一旦webブラウザーのウィンドウを全画面表示にするのです
このとき「全面画表示を終了するには~」
と、全画面表示を解除する方法を知らせるメッセージが表示され、わかる人には、なにも操作していないのに、ウィンドウズが全面表示になった。
これは怪しいぞ~とわかるように、なっています。
しかし、最近のニセ警告は、このメッセージを見えにくくして、より巧妙にだまそうとするのです。
さらには、被害にあったユーザーにリモートアクセスアプリを自動でダウンロードさせることなく、プログラムににより自動的に、ダウンロードさせる手口もあるそうです。
その対策の仕方の・・それぞれのステップでリスクを抑える方法
また、キー操作を制御してキー入力を無効にすることもあります。
通常のキー操作では、全面表示を解除できず、Windowsなら「Ctrl」+「Alt」+「Del」キーを押してウェブブラウザ―を強制終了させないと偽警告を解除できなくなったりします。
我が家では、ほかのウィルスの可能性も調べて、終了します。
まずはwebブラウザーのセキュリティを強化するとともに、セキュリティソフトを導入し、詐欺サイトへのアクセスを遮断することが効果的です。
ネット詐欺師も試行錯誤をくりかえし、より効率的に騙せる手法を模索しているのです。
一時期、電話ではなくチャットサポートを使って被害者とやり取りするサポート詐欺もありましたが、最近はまた電話メインになっています。
被害者の年齢層を集計すると、65歳以上の高齢者層が、サポート詐欺につながる広告をクリックする傾向にあるようです。
Google広告経由でサポート詐欺サイトにアクセスした端末数の割合を見ると60代から多くなっていき、80歳代が26パーセントを占めていました。
Google広告が高齢者層を誘導する効果的な手段となってしまっていることがわかります。
brandsafe_js_async(‘//ad-verification.a8.net/ad’, ”, ‘231018440442’, ‘3TJIYW+7B5M5U+54TW+ZRALD’); //–>