今年はキノコが豊作らしくて、毒キノコも豊作のようです。
素人目にはおいしそうに見えても、今回のように安易に食べようとしないほうがいいですね~
毒キノコには見た目で食べられそうなものもあれば、食べられるキノコに似たものもある
山口県の女性は毒キノコのオオシロカラカサタケを庭に生えていた2個を食べて、嘔吐や手のしびれなどの、食中毒症状を発症しました。
母親とバター炒めをして食べたのですが、母親は症状がなかったようです。
幸い、病院に入院しましたが、命に別状はないようです。
見た目はマッシュルームに似てるようですが、この柄ではスーパーで見かけたことが、ありません・・
よっぽど、慣れた人ではない限り、スーパーのキノコを食べているのが無難な気がします・・
お母様が何事もなかったのは不思議ですね。よかったですが。
食べて2時間で発症したようです。
毒キノコの仲間~カエンダケ
カエンダケ~さわるだけで皮膚がただれる!
見た感じからして、怪しい感じでキノコとは、思われませんね。
火炎茸・火焔茸などと言われます。
少量から10数本の根元からの枝分かれをし、高さは10センチをこえる株もあります。
朱色・赤色で根元から先端にいって濃いくなります。
触れただけで皮膚がただれる猛毒キノコ「カエンタケ」
東京の公園であいついで見つかりました。
取り除くようにして、子供たちが誤って触らないように注意を呼び掛けています。
赤い色ですがオレンジ色もあります。食べると発熱や下痢に加え、脳神経障害で死亡する恐れもあるといいます。
カエンダケの毒性は非常に強く3グラムで致死量!?
過去には散歩中の犬が、カエンタケに触れて死んでしまうという事もおこりました・・・
食べると強い苦みがあり、飲み込むのも大変です。カエンタケに似ているキノコがあり、その「べになぎなたたけ「」は味がないために、飾りとして使われています。
カエンタケの致死量はわずか3g
ごく少量のカエンタケを食べるだけで、死ぬ可能性があります。
食べてはいけないだけではなく、空気中に浮かんでいるカエンタケの胞子も、毒を含んでいます。なんと、やっかいなのでしょうか・・
どんなところにカエンタケは、生えるのか?
日本ならば本州や四国、九州のブナ科の樹木がはえているところや、枯れた木の倒れた木のそばで、生息することが多いです。
今回ニュースになったオオシロカラカサタケ
日本では福島以南に見られ、大白唐傘茸 これを食べると嘔吐や下痢の激しい胃腸症状をおこします。 食用のカラカサタケに似ているために、北米では誤食が多い毒キノコとして知られます。
オオシロカラカサタケは、カサの大きさが直径5センチから25センチと成長します
幼い土から出た、オオカラカサタケは卵型のカサで茶色ですが、成長すると徐々に白色になり、カサも開きます。
ドクカラカサタケに似ていますが、成熟してもひだがオリーブ色にならない点で区別することができます。
オオシロカラカサタケが見られる地域
そもそも、熱帯地方のキノコで、日本には存在しないキノコだったと考えられます。
国内でも沖縄県や小笠原地方でしか、見ることができませんでした。
しかし1980年頃から本州でも確認できるようになりました。
地球温暖化のせいだと思われます。
現在、オオシロカラカサタケは、西日本、東海地方で春から秋にかけてみられる毒キノコです。
有毒成分と症状~オオシロカラカサタケに含まれる有毒成分
モリブドフィリシン、ステロイド類(細胞毒)を含み、マウスに対する致死性が確認されている。
その他にも細胞毒であるステロイド類を含む。レピオチンABという化合物を含んでいる。
そのため、オオシロカラカサタケを摂取すると、1~3時間で腹痛、下痢、嘔吐などが出てきて、さらに発熱、悪寒、頭痛、、痙攣を引き起こすことがあります。
オオシロカラカサタケに含まれる毒素は非常に強く、症状も激しいことが、ありますので注意が必要です。
毒キノコの仲間~オオワライタケ
これを食べると、ひきつって笑ったように見える中毒症状がでる
ワライタケと同じ中毒症状だが、ワライタケよりも大型のキノコであったために、「オオワライタケ」となづけました。
命名は細菌学者の細菌分類学者の川村清一さんでした。
全世界に広く自生するオオワライタケ
広葉樹の枯れ木によくはえ、独特の汗臭いようなにおいがあります。
初夏から秋にかけて、雑木林、ブナ、ミズナラなどの根元に発生することが多い。
似た名前にワライタケがありますが、分類では近くありません。
中毒症状の原因はジムノピリンだとみられています。
毒キノコの仲間~ツキヨタケ
このきのこはヒラタケ・ムキタケ・シイタケと間違えて食べる人が後を絶たない
日本を中心として極東ロシアや中国東北部にも、分布します。
晩夏から秋にかけて、おもにブナの枯れ木に群生します。
ツキヨタケの中毒症状
食後30分~1時間程度で嘔吐、下痢、腹痛などの消化器系の中毒症状が現れます。
幻覚痙攣を伴う場合もありますが、10日程度で回復します。
死亡例もあるので、食べ間違えないようにしましよう。
道の駅でヒラタケと間違えて、ツキヨタケをパック詰めして、それを食べた7人が食中毒の症状を訴えた。ことが起こりました。