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お友達の霊能者から、写真の結果が送られてきた!!
例のオーブだらけの写真についてだ。恐る恐るメールを開くと・・・「大丈夫です。これは歓迎ですよ。あと様子を見に出てきているだけです。
悪いものではありません。すごく面白い物件ですよ。」 やった!これで、もう一歩すすめる。今の物件は気に入っているが、ほぼ一目惚れという状況だった。
しかし、邪悪な物件に魅入られる例を知っていた私は、一目惚れこそが怖かった。そのうえ、オーブが多量に写真に写っていたら・・・その不安が払拭されて私は胸をなでおろした。。。でも。。
現実的な間取りや金額は、とっくに折り合いがついていた
厄付物件疑惑が晴れれば、もはや迷うことはない。まあ・・・面白いという言葉がひっかかるが、もともと無菌室のような土地は、望んでなかったので良い方向に解釈しておこう。
「そう、私は遂に住むべき家をみつけたのだ!」最初に言っていたように、私と家の運がよければ、問題はなにもおきないはずだ。運が良ければ問題は何も起きないはずだ。運がよければ、氏神様と方位の問題にも、活路がみいだせるはずだ。
さっそく、本契約にむけ、私は動くことにした。ある晩、こんな夢をみた・・
私はマンションのエントランスにたたずんでいる。ともかく、そこに佇んでいると、奥から二人の子供がでてくる。
ひとりは小学校高学年といった年頃の少年、ひとりは7,8歳の女の子だ。二人は兄弟であるらしく、切れ長の目がそっくりで、質素だけど清潔な白いシャツを、身につけていた。
女の子が私を見つけて、一歩前に進んで微笑んだ。「来ると思っていたわ。」妙におとなびた口ぶりで、彼女は私を見上げていった。
私は少年のほうをみると、少し不機嫌な顔つきで、私からは視線をはずしている。
それを何となく寂しく感じたところで、私は目を覚めた。・・・わたしは、はたと気がついた。あの兄弟は、F神社の神様と摂社の女神さまの象徴じゃないのか!??
不機嫌な兄に、優しい妹。。。それが正解に思えてきた。もちろん私ごときの夢枕に神様なんぞは、たたないだろう。多分、私の無意識が作り出した兄弟だ。
・・・・やっぱり、まだあ怒っているんだ・・・いったいどうすれば、許してもらえるのか
そうだ!お祓いをしてもらおう!
新居のお祓いをF神社にたのんで、氏子としての筋をとうして、ついでに方位除けも頼めばいいのだ。
私ははやる心を抑えて、粛々とマンションを契約し、面倒くさい事務手続きをのりこえ、半月後、一室の権利をわがものにした。
F神社の御祈祷のために日時を予約し、おそなえのために、必要なものをそろえるべき、奮闘した。寝具がマンションの一室に運び込まれ、いよいよ新居の、きよ祓いが始まった…そのとたん部屋の四隅がーバリバリバリと激しくなった。怪音が響いた後、部屋の空気がF神社の境内になっていた!作法が終わった後、部屋の空気は見事に、元の通りに、戻った。
そして神事がおわったあと、F神社にお礼にいった。おみくじの結果は大吉!『たとえ外が嵐であろうと、家の中はは春のごとくに穏やかで心地よいであろうぞ』
なんと心の広い神様なのだろうか!!
この後、早速引っ越しをすることにした。
そして引っ越し屋さんとの大変だった、やりとりこれで落ち着くはずだったが、加門七海さんのまわりは・・・四季折々、所かまわず魑魅魍魎であふれているようで…お祓いをしようが祈祷をしようが・・そして異変はすぐ現れた。
ひっこっした後の異変もつづく・・・
このたてもの怪談は連載されていたもので、楽しくて、面白くて、ためになる話が この後も続きます。これでこの話は終わりますが、本を読まれても楽しいです。