2009年に発表されたアメリカのSFパニック映画・監督、ローランド・エメリッヒ
古代のマヤ文明の暦が終わる2012年12月21日に、地球が滅亡するという予言を題材に、世界中で大災害が起こる中、必死に生き延びようとする人々を描く。
という映画ですが、見始めると凄すぎて目をそらせない!!
あらすじ
2012年、アメリカ・ロサンゼルスでロシアの富豪のリムジン運転手をしていたジャクソン。
彼は妻と離婚し、その妻はジャクソンの子供と彼氏と暮らしています。
ジャクソンは子供とともに、イエローストーン公園で遊んでいました。そこでアメリカ陸軍により閉鎖された場所をみつけます。
彼らはフェンスをよじ登り、敷地内に入ったことにより、アメリカ軍に捕まってしまいますが、すぐに釈放されます。
そのあと、山の麓に住む老人にであいました。
老人は地震がもうすぐ来るといいます。
すぐに、イエロー・ストーンが大噴火を起こし、ジャクソンはリムジンを運転し、降り注ぐ火の粉から逃れながら、町へと急ぎます。
地球の変化がおころうとしていました。
アメリカの地質学者のエイドリアンはインドに行ったときに、電気をもたないニュートリノが物理反応を起こし核粒子となったことで、地球のコアの温度が上昇していることを、知らされます。
エイドリアンはアメリカに帰国後、大統領補佐官にその情報を提供します。そしてアメリカ大統領にも報告しました。
2010年になって、アメリカ大統領とその他の各国首脳は、人類の未来をすくうため、ある計画を実行することに決めます。
その計画とは・・「巨大なノアの箱舟を建造すること」
この計画は、中国政府の協力の中、チベットの近くのヒマラヤ山脈のふもとで、おこなわれることになります。
船に乗船する価格は、一人10億ユーロとされ、建造の資金が集まります。
カリフォルニアが沈没していく
間もなく、世界各地で未曾有の地殻大変動がはじまり、巨大地震が発生、カリフォルニア州やブラジルなどの世界各国の市街地が崩壊しました。
政府は秘密裏に「ノアの箱舟作戦」を開始はじめました。
乗船券を手に入れていた、元プロボクサーのロシアの富豪ユーリ・カルボフは運転手として雇っているジャクソンに、双子の息子を連れて急いで箱舟に乗ろうとします。
息子が「乗車券を持っている僕たちは生き延び、持っていないお前は死ぬんだよ」と聞き、イエローストーンで知り合った変わり者の、チャーリーに聞いた話は本当なんだと、納得しました。
アメリカ大統領は「世界が間もなく終わるという事」各国首脳だけに極秘でつたえました。
もしもこのことを一般の人に伝えれば、間違いなく世の中はパニックになるでしょう。
だからと言って、知っているのが各国首脳と乗車パスを買える大富豪だけというのは、やはり納得できませんでした。
しかし箱船つくりをするには、お金を集めることが必要でした。
そのために、最初に地球の異変を発見した、宇宙科学研究所のサトナムは。箱舟に乗るどころか・政府から迎えに来てもらえないまま
インドに置き去りにされ、家族と一緒に津波に飲まれてしまいます。
これから先は、生き延びる人と生き残れない人との運命になります。
できるだけ多くの人を助けたい人、自分だけが助かりたい人、職務を尽くして死んでしまう人など、悲喜こもごもが起こります。
ジャクソンは本を書くという自分の仕事に夢中になっていたため、離婚しましたが、巨大地震のために、家族を必死で助けて、子供たちや妻との絆は、なくてはならないものとなっていきます。
亡くなった人も多かったので、ハッピーエンドではないけれど…見終わってほっとしました。