
政府の被害想定では、最悪の場合
死者32万以上・経済被害220兆円という、途方もない数字が示されている。
ちょっと想像できない数字なので、現役の自衛官に「南海トラフ巨大地震」が起こった場合、どんなことが起こるのかを聞いた話を読んでみました。
彼らが口をそろえて言うには、「水より大事なものがある!」
南外トラフは、阪神淡路震災や東日本大震災の比では、ありません。と話すのです。
「揺れの規模、継続時間、そして続く津波の高さと、到達範囲とが、複合的に作用するために、想像しうる最悪の状況を、はるかに超える事態が発生します。
最初に、数分間にわたる激しい揺れが、日本列島をおそう!
建物は倒壊し、道路は寸断、ライフラインはすべて停止しする!!
揺れが収まるか、否かのタイミングで、沿岸部に巨大な津波が押し寄せる!
最大で30メートルを超える津波が、内陸に侵入し、すべてを飲み込んでいく。。。
NHKスペシャルもしも南海トラフ巨大地震が、発生したら?
南海トラフ巨大地震が起きたらどうなる?揺れ・津波・臨時情報・避難生活・長周期地震動・BCP-NHK
これを見ると、できることはしておかなくてはと感じますね!!
自衛隊の視点から考えると、最も重要なものは・・?
「南海トラフ」は「阪神淡路・東日本大震災」の比ではないという。。。
揺れの規模、継続時間、それに続く津波の高さと、到達範囲
これらが複合的に作用することで、我々が想像しうる最悪の状態をはるかに超える事態が発生します!
一般的に災害の備蓄品として、もっとも重要視されるのは「水」と「食料」だろう‥自衛隊においても水の確保は最優先事項のひとつだ。。
もちろん、水は大事なのですが・・人間は水なしに数日しか、いきられませんから、
しかし、水道の破裂、浄水施設の損傷、そして物流システムの停止によって、清潔な水を手に入れるのは困難になってしまいます。
だからこそ備蓄は必須です!!
彼らが口をそろえて、「水より大事なもの」「それは足だ!」それは「移動手段」=「足」だという!
南海トラフが発生すれば、まず広範囲で停電します。
携帯電話の基地局もダウンし、通信はとだえるでしょう。
道路は寸断し、橋は落ち、鉄道も機能停止します。
空港も使用不能になるという
都市部は廃墟と化し、瓦礫が道をふさぎ、アスファルトは隆起し、どこもかしこも、通行不能になる。。
そんな状況下で、どこへ向かったら、いいのだろうか・・・
まず、自分の家が安全かどうかの確認
家族や大切な人の安否確認
そして安全な場所への避難
すべてにおいて、移動することになります!!
しかし自転車も瓦礫の中では、無力です。自動車もガソリンが入っていても、道が通れなければ、意味がありません。
災害時において、いかに自分の足が重要になるか・・ということです
「がれきの中を、長距離を安全に移動できる能力と装備」を意味する」
災害時、もっとも重要な情報源はラジオと「目」だ!
移動できなければ、外界から遮断され、現状を把握できない…どこが安全なのか・どこに支援物資があるのか・どこに医療があるのか・・・・
南海トラフのような広範囲にわたる災害は、救援物資が届くまでに数日、あるいは数週間かかる地域もあるでしょう・・・
とくに孤立した集落や、幹線道路から外れた場所は・後回しになる確率が高い
その間、自力で生き延びるしか、ありません‥自力で安全な場所や、支援が届きやすい場所へ移動できる能力は、あなたの生存率を格段にあげます。
たとえ、水や食料をある程度、備蓄していたとしても、それはすぐに尽きるでしょう・・・
配布される物資は、あくまで最低限です。自分の足で、より多くの物資が手に入る場所へ移動できるかどうか、あなたの明日の命運をにぎるでしょう。。
火事などの二次被害を、乗り越える丈夫な靴が必要・・一番、重要なのは足元です。
ガラス片や釘が散乱し、足元が不安な場所を、歩き続けるには、それなりの準備が必要です。。
1・登山靴、または安全靴、足首までしっかり覆われ、頑丈なソールと防水性を持つものが必要です。つま先には芯がはいっているもの。くるぶしまで覆うもの。ねんざのリスクも、軽減される。
はきならしておくことです。
2・リュックサックと最低限の装備。両手がふさがらないようにする必要があります。
瓦礫を避けたり、体を支えたり何かを拾ったりするために、、両手が使えるかどうかで、安全性は格段にかわります。
普段から自分が住む地域の地図、高台の場所、避難経路、広域避難場所
避難ルートの複数検討:普段から複数の避難経路を想定し、実際に歩いてみるなど、確認しておく
災害時、携帯が使えない場合(地域防災無線、消防、公共施設の掲示板)