怖い話

怖い話・30人に憑依された女性の記録~死者の告白・東日本大震災の半年後

そのうち「何か変だ」と感じるようになってきた…震災の翌年の5月に入ると、自分の感情なのに自分の感情ではない感覚が、ドンドン強くなってきた。…頭痛のするときもあればめまいのするときもある。感情はジェットコースターのように不安定でした。

死ぬ理由もないのに死にたい気持ちがついてまわる。母に「死にたくないのに、凄く死にたい。私の頭がおかしくなった」と泣きながら話したことがあった。

それまでなんとかコントロールできていた霊も、完全にコントロールできなくなりました。何人もの他者の声が頭の中で響いていました。とにかく人の声があちこちから聞こえてくるのです。私の後ろに霊が長蛇の列をつくっているかんじです。

あの頃は仙台市のどこを歩いても、霊を連れて歩く人が多かったです。それまでは死者の霊が私のなかにはいってこようとすれば、シャットアウトできたのに、それができなくなった。理由はあまりにも大勢の霊がおしよせたからでしょう。

その時本心から怖くなりました。自分が自分でなくなっていく中で、なんとか自我を保ちながら「除霊」をしてくれるところを探しました。いろいろと探したのですが高額だったり、そういうのはやってませんと、断られたり、とうとう行き詰ってしまいました。

パソコンで検索すると「通大寺」がでてきたのです。その瞬間「ここだ!」と思いました。「来ていい」という返事に安心したのか、ギリギリ踏ん張っていた力が抜けると、向こうの世界から大勢の霊がいっきに私の中にはいってきました。

今まで頑張って閉めていた扉がとうとう開いてしまったのです。しだいに自分が自分でなくなっていくのがわかりました。

彼女は東日本大震災の翌2012年の6月から2013年の3月までの、役10か月間、曹洞宗の古刹、通大寺に通って金田住職に「除霊」をしてもらった。金田住職はこの通大寺の26世だ。その時には、彼女の中に30人以上がいたそうだ。

作者の方が彼女に会ったのはその前に本にした、なき岡部医師との縁からでした。

2012年6月家族にともなわれて通大寺に到着したものの、高村さんは朦朧としていた。足取りもおぼつかず、倒れこむように応接室に入った。話し声が遠くなったと思ったら、高村さんは意識を失ったらしい。本堂にようやく入り、儀式がはじまった。

「当時のことは覚えてないのですが、10歳くらいの女の子、赤ちゃん、17歳の高校生、夜の仕事をしている若い女性。それにやくざの男性がはいっていました。ヤクザがいるせいで成仏できない。このヤクザをどうにかしてほしいと声がきこえていました。

若い女性と高校生は会話ができるので、いろいろ話してお経を読み始めたのですが、いきなり10歳くらいの女の子があらわれたのです。泣きながら「助けて!溺れる!」と叫んだかと思うと、「助けて、お母さん助けて!」と住職さんにすがりました。住職さんが女の子の足首をつかんだ瞬間「誰だ、てめえ!その手を放せ!」ドスのきいた声が高村さんの口からとびだした。

ヤクザの霊によって体から、高村さんの魂がおしだされると、彼女はまるで幽体離脱したかのように浮遊し、全身びしょ濡れのヤクザの男が女の子の足首をつかんでいるのが、舌のほうに見えた。憑依されると意識だけの存在で、私の身体を借りたヤクザが怒鳴り散らしているのを、私の意識がそばでみているのです。

住職さんからみれば私がヤクザに変身して、怒鳴り散らしているように見えたでしょう。私からは住職さんの見ている世界は見えませんから、後で聞いて知りました。

よく、英ちゃんのおかげで死ぬ思いをしたよ。全然眠れなかったよと言われました。ただ、それ以上に私も寝てなかった・・つねに亡くなられた誰かが数人、私の体の中にいるのです。そういう人たちがでてこないように全神経を集中していました。そして家族が帰るまで待って、家族に運ばれて住職さんの寺に駆け込むという、当時はそんな日々でした。

死者の告白・30人に憑依された女性の記録~奥野修司さん

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