怖い話

怖い話・漫画家・つのだじろうさん~超能力少年・清田益章くん

当時少年だった清田益章君との実験も多かった。スプーン曲げのブームのころだ。鮮烈だった超能力少年との出会い。

最初は指で軽くこすってスプーンを曲げていた彼が、わずか三か月後には「曲がれ!」と念を込め、投げただけで複数のスプーンを前後左右、おもいどうりに曲げられるようになりました。

まっすぐな針金を投げると好きな文字や絵になる。まっすぐな針金を30本をいっぺんに空中にほうりなげ「つながれ!」と彼がさけぶと、その30本の針金はみごとにみんなつながっている・・

さらにトレーニングを重ねた彼は、プラスチックやガラスの棒まで自在にまげられるようになり、「念写」や「物品移動」までできるようになったのです。寿命がつきた蛍光灯を念力でつくようにし、故障した冷蔵庫を手をかざすだけで直すこともできた。

物理学上、絶対にありえないことが現実に起こる!清田君とのさまざまな実験を何回も繰り返しました。

その中のひとつは「念写」・・京王プラザホテル、微妙にゆがんだ、後ろの百太郎、アメリカをイメージしたら写った自由の女神像など、彼は僕の目の前で多くのものを念写するのに成功しました。

それは明治時代、福来博士が行った実験以降、日本において初めての念写でした。こんな面白いエピソードがあります。実験を始めた1973年ごろは、うまくいかず失敗ばかり。彼が悔しがって「くそっ!」と叫んだら、トイレの便器が写った写真がでてきた。笑い話のようですが、本当にあった話です。

その実験で使っていたカメラはポラロイド。実験は僕だけではなく、必ずスタッフも何人か同席していたので、トリックなどの入り込む余地はありません。

また彼と行った実験には、「物品の空中消滅」があります。4階のビルの屋上には、彼と僕とスタッフ、そしてビルの下には実験に参加した東大の大学院生たち数名という状況の中、彼は両手をビルの外につきだし、上に向けた手のひらに、まっすぐなニューム管をのせる。

そして「消えろ!」と叫んで両手を左右に引く。管はまっすぐな状態のまま、3階付近まで落下していったのですが、2階あたりでパッと消えてしまったのです。もちろん僕をはじめ何人もの人間が、目を凝らしてみている中での満足です。

僕も最初は驚いたし、したでみていた院生たちも同様。物が空中で消えるなんて…実際この目で見ていても信じられないというのが現実の心境でした。しかし彼は「消えたんじゃないよ。多分あのあたりにあると思う。」と言って、ビルから10メートルほど離れた街路樹の下を指さした。

そこには道路工事用の砂が盛ってあったのですが、その砂の中を探してみると・・・なんとグニャグニャに丸まったニューム管が埋まっているのがみつかったのです。まっすぐに下に落ちるはずのないものが、風もないのに方向違いに、しかも形をかえて飛び、まして砂の中に埋まっているなんて、物理学上、絶対にありえないこと。

しかし、ありえないことが現実におきるのです。その反対、「物品出現」も彼は平然とやってのけました。

ある日僕の事務所に彼がきていたときのこと。ちょうど、出来上がって手元に届いたばかりの単行本「うしろの百太郎」にサインをし、彼にプレゼントをしたのですが・・・その後、彼とスタッフは事務所のあるビル1階の喫茶店にいき、仕事が残っていた僕は一足遅れで3階の事務所をでました。

じつは僕には部屋を出るとき、電気やガス・タバコの後始末・忘れ物などを指さし確認する癖があり、その時彼は僕があげた本を机の上に忘れていったことに気づいたのですが、また事務所に戻ってくるのだから…と思い、そのままにして鍵をかけて、喫茶店にいったのです。

15分くらい、雑談をしていると僕の目の前に座っていた彼の、シャツの胸元が突然ふくらみました。彼は「いけない!先生の部屋にサイン本を忘れたとおもったら、本がきちゃった。」とシャツの中から、そのサイン本をとりだしたのです。僕もびっくりし目を疑いましたが

発売前で書店に並んでいない「うしろの百太郎」しかも、僕の直筆サイン本はその時点で、世界に一冊しか絶対に存在しない…つまり本は3階から1階へ、彼のシャツの中へ瞬間移動したのです。

本は次元を超えたのか、どこがどうなったのか?・・・僕にはせつめいできない。しかし、「物品出現」が目の前でおきたのは事実なのです。

https://manablog.org/

師匠のblogです

https://ryutablog.com/

りゅうたさんのblogです

https://ogawamari77.jimdofree.com/%E9%91%91%E5%AE%9A%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0/

お小川茉莉のホームページより占いを受け付けております。お問い合わせもお気軽にどうぞ