西洋占星術

西洋占星術・蠍座の女~心中天網島

西洋占星術で言う蠍座を思う時、口数は多くないのですが、核心をついた言葉を放つ。ひとあたりは悪くないのですが、自分をなかなか見せない。眼力のある人が多い。執念と情念、まさに冥王星の象意。有名人では、菜々緒さん、木村拓哉さん

蠍座でも、持っている星の組み合わせによっては、まったく違う人になります。

心中天網島という物語は享保五年(1720年)におこった事件をもとにつくられています。作者は近松門左衛門で、ほとんどは人形浄瑠璃のために作られています。

時代はバブルの元禄から引き締めの享保になり、人々の不満や鬱積、生きることの疲れもあり、近松門左衛門の物語は熱狂的に支持されました。

その昔、貧しい漁村や農村の女の子が売られて遊女になるということはよくありました。その辺の事情は映画「さくらん」「SAYURI 」などにでてきますね。

遊女小春はなじみになった客の紙屋治兵衛と愛し合うようになってしまいます。小春はまだまだ年期も残っていると、女将さんにもいわれるのですが、治兵衛さんを思い、ほかの客をとりたがらないようになります。

小春を好きな金持ちの太兵衛は、小春が治兵衛のことを好きなので自分に冷たいと言いまわっています。治兵衛さんと違って太兵衛は金はあるし身内はない、反対に太兵衛さんは奥さんと二人の子持ち、うだつが上がらない紙屋だ。自分の女房になれと、口説きます。

一途な小春はいっそ死のうと思い始めています。

そんな折、お武家様がお客につきます。ほかの者の対応から事情があると察したお武家さんは、小春に話して気を楽にしなさいというと、小春は「刃物でのどをつくのと、首をくくるのと、どちらが苦しいのか教えてください。」というのです。

「死のうとしてるなら見逃せぬ。力になろう。こうして話を聞くのも何かの縁だから」とお武家様は優しく言います。

その時、小春に会いたくてたまらない治兵衛さんは小春のいる場所を探して、ふらふらと出てきます。

小春の話は続きます。「いっそ・・死のうと手紙で約束を交わしていますが・・・せやけど、正直死ぬのはこわい・・でも‥治兵衛さんは、死ぬ気で会いに来るはず・・どうか!助けてください!お侍様・・」

壁の陰で聞いていた治兵衛さんは驚きます。       「一緒に死のうという話は嘘だったのか!?」

「助ける?どうすればよいのか?」お武家様はいいます。

「私のところへ、毎晩毎晩かよいつめてください!逢わずにいられれば治兵衛さんも目が覚めて、私の命も助かります。」

「よし、わかった。」

治兵衛さんは思いました。「俺は命がけだったのに・・騙されていたの・・か?」思わず、刀を抜き、小春に切りつけるのでした。治兵衛さんはすぐに、お武家さんにつかまって柱にくくりつけられてしまいます。

「兄さん!?」

「侍の格好をしてこんな所へ来たのも、おまえのいないところで小春さんと話したかったから・・話せてよかった。  のぼせているのはお前だけや!小春さんは手を切りたがっている。もう、わかっただろう・・」

「兄さん、よくわかった。三年も騙されづけた・・この三年家族をないがしろにし、商売も身を入れず通い詰めて、やっと目が覚めた・・こんな女とはあわない・・取り交わした起請(愛を神仏に誓った証文)を返してくれ!」

「一応、改めさせてもらおう・・おや?一通多い?」

「いけない・・それは・・それだけは返してください・・」続く

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